最高血圧は、血液を送り出すときに心臓が収縮して、血管に強い圧力がかかっている状態の値。収縮期血圧とも呼ばれています。一方、最低血圧とは、次に送り出す血液をためこむために心臓が拡張しているときの値で、拡張期血圧ともいいます。
血圧に使われる単位は「mmHg(ミリメートル・エイチジー)」。Hgとは水銀を示す元素記号で、たとえば血圧160mmHgの場合、水銀を160mm(16cm)垂直に押し上げる力で血管に圧力をかけていることを意味します。
診察室血圧の正常値は、上140mmHg/下90mmHg未満。家庭血圧値では、上135mmHg/下85mmHg未満です。最高血圧もしくは最低血圧のどちらか、あるいは両方が正常値を上回ると、高血圧が疑われます。